お米づくりのこだわり


お米は正直 手間を掛ければかならず応えてくれます。

長野県佐久市の豊かな自然と、たくさんの手間によって作られたファーム中鶴のお米は、おいしいだけではなく、数々の厳しい基準もクリアした安心安全の自信作。「おいしかったね」「また食べたいな」「どこのお米?」そう言っていただけるお米をつくるには何が必要なのか?一年間の米づくりを通じて、少しでもお伝えできれば幸いです。

お米づくりの1年間

12〜1月 苗床の土作り:ファーム中鶴の米づくりは、寒さ厳しい12月に苗床用の土を作ることから始まります。使用するのは、酸性度まで吟味して取り寄せた佐久地域の土。【自社使用以外も、お客様ご要望の培土も作っています!】



2〜5月 苗を育てる:一番神経を注ぐのは温度管理。少しでも適温から外れると、苗の成長が遅れたり病気になったりしてしまいます。ビニールハウス90棟の温度を管理するので、田植えまでは毎日毎日気が抜けません。毎年田植えになると「やっと田植えだ」とホッとするものです。【種もみは自然の菌を使って農薬を使わずに抑制しています。】



2〜5月 田んぼの土作り:苗床の土作りと並行して、田んぼの土作りも行ないます。旧浅科村(現長野県佐久市)特有の粘りの強い土壌を耕し、田んぼの土壌診断も行ない、オリジナル有機肥料設計を行ないます。【牛糞などの有機肥料も使い、元気のある土にします!】



5〜6月 いよいよ田植え:田植えを終えると、豊かな土壌に加えて、蓼科山の湧き水と寒暖差の激しい気候がお米を育みます。これは本当に、自然からの贈り物です。【「根っこ」に活力のある苗を吟味し田植えを行ないます!】



6月〜9月 稲に手をかける:もちろん、植えて終わりではありません。田植えをしてからは水の管理に神経を注ぎます。また、稲の花が咲く秋口に天気が悪い日が続いて受粉が進まず、手作業で受粉させる年も。どんな年でもおいしいお米を食べていただけるよう、天候に合わせて細かい調整を続けていきます。【草刈には害虫発生を予防する効果もあるんです!】



10月 稲刈り:穂が実ったらいよいよ収穫です。収穫は時間との戦い。気温が高いとお米が熟しすぎて割れてしまうため、「ここぞ」というタイミングで一気に刈り取ります。【帯緑色籾歩合(1穂の緑の籾色)を確認し、適期収穫を見極めます!】



10月 籾摺り、乾燥:乾燥作業もまた時間との戦いであり、付きっきりで行う手間のかかる作業です。早く乾燥させないと味が落ちてしまいますし、乾燥具合のチェックは機械任せではなく人の目や感覚で確かめる必要があります。乾燥後、籾殻を擦り落としたらやっと玄米の出来上がりです。【遠赤外線乾燥機を使い、均一にムリなく乾燥して高品質に美味しく仕上げます。】



11月 お届け:標高が高いため、他の地域より新米の出荷が遅くなってしまう浅科。この時期になると「今年はいつですか?」という電話があちこちからかかってきますので、スタッフ総出で急いで出荷します。おいしさを保つため、残りの玄米を冷蔵庫で保管したら、やっと一息。長い一年が終わります。【異物混入を防ぐためにお米の「色彩選別機」を使い、特A1等米に仕上げます!】



お米づくりは1年がかり:米づくりは、一年がかりの一発勝負です。しかも玄米を見るまでは、本当にいいお米ができているのかわかりません。その年の玄米と初めて出会い、「今年もいいお米ができた」とわかったときは、一年分の疲れが吹き飛ぶ思いです。【安心安全で、記憶に残るおいしさのお米を毎年土から作っています。】



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